昨日のボウズ釣行から一夜明け、気持ちも一新してヒラスズキを釣りに行きました。
本日は南→南南西→南西→西、と言う、徐々に、しかも後半は大きく膨れる予報の時化模様。
甑島でこの風向は一番危険だって地元のスーパーアングラーが教えてくれたから、今回向かった釣り場にはかなりドキドキしながらの釣行です。
と言うのも、この場所には引き潮時でも波表を胸まで浸かって通らないといけないルートがあり、ウネリが高くなる帰りに至ってはかなりのリスクを伴う、釣果と危険度が表裏一体のポイント。
…こんな僻地まで足運んだと言うのに、魚の反応がめちゃ少ない。
粘り倒してようやくこんだけ
でも釣りをしなが、「 このパターン覚えがある… 」 って感じながら釣りをしていた。
大雨が降った後の低活性…
風向が微妙に異なるポイント…
ベイトの気配が見られない感覚…
甑島のヒラスズキは少々の濁りでも活性は落ちないんだけど、水温の低下には敏感。
2日連続の雨で海水温が下がり、ショートバイトが連発すると言う経験を何年か前もした事を思い出した。
そして甑島では、常にベイトが居ると言う感覚があるんだけど、偶にその気配がない時が有る。
そう言う時にもやはり、ショートバイトが連発したり、魚からのアタック自体が得られなかったりと、チャンスすらもらえなかったことがあった。
良い時化でも、風向によっては魚の付くポイントが変化して、従来のパターンが通用しない時が有る。
考えたら予想はつくが、要はベイトの終着地点が移動する為、ヒラスズキ自体がベイトの終着地点に居を構える。
だから、一見すると同じような波であっても、ルアーのトレースコースが変化してたり、浮遊物の溜まり場が何時もとは異なっていたりって言うのは、従来のパターンを変えないと行けない合図で、この変化には敏感に気付かないと、釣果を伸ばすことができない。
今回はその全てが当てはまっていて、毎年行くポイントとは思えない位、ことごとくヒットポイントでは魚の気配がなく、トーレースコースも変える為、釣り座もいつもとは違う所に変えることで反応が出たりした。
でも、水温低下の低活性は何ともできないので、1日通してショートバイトが続き、低調の釣行を強いられました。
ただ、一つ良かったのは、フッキングに至った魚は全て獲る事ができ、これは昨日のボウズ釣行から得た、魚に対する真摯な対応だったんじないかなって思いました。