足漕ぎカヤックと言えば、ホビーの一強時代が長く続いておりまして、ホビーカヤックのミラージュシステムに関しては何かと悪い評判も聞く一方、絶大な人気を博しております。
ペダル前方にあるワイヤーを引くことで、ミラージュ下部のフィンが反転し、簡単にバック運転ができりる様になってます。
詳しい事は、下の動画でご覧ください。
足漕ぎカヤックの老舗と言えばもう一つ、ネイティブウォータークラフト。
とは言え、ネイティブウォータークラフトに関しては、中々日本で見る機会は少なく、自分も見たのは海外のみ。
このネイティブウォータークラフトがカヤックとしては初めて、プロペラ式のカヤックをリリースしました。
そして、今年ネイティブウォータークラフトにもABS艇がお目見えし、今迄の重量感あるポリ艇から一新!
そしてターポンでおなじみウィルダネスシステムズ。
先シーズンから、知ってる人は知っている「 スレッシャー 」と言うカヤックをモンベルで扱っておりましたが、このスレッシャーのハル部分にある大穴は、実はエレキのプロベラを搭載できるように空いていたものだと知っている人は極わずか。スタッフも知らない人は多かったと思います。
そのウィルダネスシステムズにも今シーズンから、いよいよ足漕ぎカヤックが誕生しました。
これは数年前にリリースされたRIDEがモデルになっていて、RIDEの安定感と、足漕ぎの相性が良かったんだと思われます。
ウィルダネスシステムズと言えば、何と言ってもシートのゴージャスさが売りですが、今回のRADARに関しても、乗り心地は折り紙付きではないかと思います。

おまけで、今シーズンからリリースされました、ターポンXもどうぞ!
ウィルダネスシステムズと双璧を成す人気好調のパーセプションカヤックにも、今シーズンから足漕ぎカヤックがリリースされております。

こちらのモデルになっているのは、ペスカドールプロ12.0。
既にロッドホルダーが4発装備され、ほぼほぼパーフェクトな即戦力使用となっております。
最後に紹介するのは、ハリケーンカヤックスの足漕ぎカヤック。
多くのアングラーが愛機として使用しております、スキマーにもこの度足漕ぎシステムが搭載されました。
!!?これ、前にも見た気がする…
ちょっと色を変えてみよう…
隣に貼り付けてみよう…
これは…共同開発ってやつでしょうかね…。
ネイティブがプロベラのknow-how、ハリケーンがABSのknow-howって感じで。
足漕ぎの動画は有りませんでした・・・
まぁなんにせよ、今シーズンは多くのメーカーから足漕ぎカヤックがお目見えし、正に足漕ぎ元年とも言うべき年になりました。
近い将来、フィッシングカヤックはパドルスポーツと言わなくなるのかも知れません…。
ただ自分個人としては、これからもっとフィッシングカヤックの二極化が進むのではないかと思います。
性能を追い求め、只々純粋に釣りを楽しむためだけのカヤックと、パドルスポーツとして、パドリングも楽しみつつ、釣りも出来るカヤックとに。
いずれにしても、ロッドホルダーとカーゴスペースがあるだけのカヤックでは、これからのフィッシングカヤックシーンを生き抜くことが出来なくなるのかも知れない。