Quantcast
Channel: カヤックひっくり返ってんで~!!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 210

Smart Fishing もう一つの進化形

$
0
0
イメージ 1


フィロソファーって、哲学者って言う意味らしい・・・

哲学者に限らず、頭のいい人とか頭の回転のいい人って、難しい話を俺の様なアホにでも分かるように簡潔に説明してくれる人が多い。
それは何が重要で何が不要が、または何に例えるなら誰でもわかるのかって事を良く知ってるからに他ならなくて、色んな知識が詰め込まれてるからこそ出来る芸当じゃないやろうか。
俺なんか簡単な話まで難しく聞こえてしまうと言う能力があるから、そういう辺りはとても尊敬するし見習いたい。

イメージ 2

話変わって今回は、フィロソファーのパーツの一つ‟シートサポート”をカスタムします。

イメージ 3

お尻部分がひらったいフィロソファーの場合、何かしらのシートを付属しないと長時間の釣行はお尻が痛くなってキツい。なので、ベイロマンスからこのシートサポートなる部品が発売されいるんですけども、このパーツが実釣をしてみると、荷物の一つになってしまい、そこそこ嵩張ってしまうと言う難点がありました。
で、ならこのシートサポートをフィロソファーにくっつけてしまいましょうと言うのが今回のカスタムなのです。

でも、これが思うよりも単純ではなくて、上の写真をよく見てもらえるとわかるんですが、座席部分がやや凸起していて、実はシートサポートと船の設置部分と言うのは結構少ない+、中空構造になっている分、両面テープなどで接着するしか今のままでは方法がない。

でも両面テープでの接着では、カートップ中の移動時間に外れてしまうと言う恐怖もあるんで、これは絶対にしたくない。

イメージ 4

という事で、シート下部を全面のこぎりでくり抜き、船の凹凸にぴったりとハマる様にまず加工しました。

イメージ 5

体重が乗っかる部分を売れたんで補強して…

イメージ 6

頭の大きなネジと、幅広のワッシャーで固定

イメージ 7

ウレタンを敷かず、シリコンでがっちり固定と言う考えも浮かんでんけど、いざバラす作業があった場合を考えて、ここはビス一本で様子を見ようという事にしました。

イメージ 8

これでシートとカヤックが一体化したんで、持ち運びが楽になりました。

シートの背もたれ部分は、ノーマルのアングラーシートではなく、背もたれだけの…
イメージ 9
↑こんなやつ

接着剤付きのウレタンシートとかもあってんけど、凸部分がネックになると言う事も有ったり、船の座席部分が完全な平面なんで、いくらウレタンシートを貼り付けても、お尻型のくぼみがないと、やっぱしキツいんではないかと言う不安もあったりで、見合わせる事にしました。

イメージ 10

前回ブログで紹介した足漕ぎカヤックは、魚釣りに特化した言わば魚釣り専用カヤックなんやけど、魚釣りに特化するが故に様々なパーツが増え重量が増し増しになてしまい、船を出すときの労苦が圧倒的にしんどくなる。
それに加えて、やっぱしカヤックの肝の部分、機動性が精密に成り過ぎ、海上でのトラブルの対応に対する不安要素が増大してしまう。

じゃぁそれとは真逆に、無駄な贅肉を極限までそぎ落とし、究極にシンプルにするって言うのも、これからのフィッシングカヤックのあり方の一つになってくる。

これも前回のワード『 ロッドホルダーとカーゴスペースがあるだけのカヤックでは… 』に反する事を論じる様なんやけど、実はそれは違ってて、要は中途半端なカヤックは淘汰されると言う意味。

イメージ 11

SmartFishing・・・

早朝、カヤックを浜辺に用意する時、俺の場合車からカヤック、パドル、シート、フラッグ、魚探、竿、ランディングネット、クーラー、を一気に持って行く。
でもそれが出来る人ってあんまり見たことなくて、実際3~4往復している人が多い。
これが、釣りする前ならまだしんどさも身に沁みひんねんけど、釣り終わりなれば疲れてるわ、魚も増えるわで、もう1往復程増える人が多いんちゃうかなと思います。

フィロソファーやコリンアスリートの場合、イケスが付いているんで、基本クーラーが要りません。
これはかなりのアドバンテージになるんやけど、九州の場合水温が高いんで、夏場のイケスは実際役に立たない(魚が死んでしまう)事が分かっています。
となれば、このイケスに保冷機能が付けば、夏秋はクーラーとして、冬春はイケスとして使用できる。
こうなれば、スマートフィッシングのカヤックとして、究極のカヤックの一つになると思います。

もう一つは重量。
俺が考える、一般体重のアングラーが乗船するフィッシングカヤックの理想の重量は20キロまで。
勿論、体重の重い人が乗るカヤックはキャパシティーを増やす必要があるんで、その分重くもなりますけど、それでも25キロを超えるカヤックはNGになってくるんじゃないかと思います。
今の所及第点を取れるのは、ABS艇、FRP艇のカヤックとポリ艇のごく一部。
更に、瀬渡し系の使い方をする場合は、クーラー以外の全てをカヤック内に収納できる仕様になっていて、軽く且つ頑丈、出足が早く、回転性能も高いカヤック。
こうなってくると、もはや現存のカヤックでは…


スマートフィッシングの為には、カヤックの性能だけでなく、竿や仕掛けも無駄なものを持って行かない工夫をするんが大事で、竿もあって2本、ポケット一つに仕掛けが全部入る程度までしっかりと精査していく。
色々持って行きたい気持ちは釣り師であれば良くわかる。けど、それを前日から考え考え、自分が考え付く最小限度の用意で臨む。
失敗する事、後悔する事も多くあると思うんですけど、そういう事がまたカヤックフィッシングの楽しみの一つになっていくんじゃないだろうかと思います。




・・・と、またまた長ったらしく分かりヅライ話をしてしまいました





ではよいお年を、2017年も皆さん良い釣りしてください!!




Viewing all articles
Browse latest Browse all 210

Trending Articles