皆さんご機嫌いかがでしょうか??
前回の秋目島遠征で使用し好感触だった、ポイントで販売していた中古ルアーSAKAMOTO ATSU のダイビングペンシル。
重さは55g位、中々安定感のある投げ心地でまっすぐ飛ぶ印象をもちました。ダイペンなんだけど、若干ダイビングが不得意みたい。。。なんで、マサ系が釣れるのかどうかは使ってみんとわからん感触ですが、こう言った上ずりパニックアクションをするルアーは、GTには使えるって事で、来年の屋久島遠征にはこれメインで使うことにします。
で、価格は驚きの625円!!
このウエート、この飛距離と安定感で・・・安すぎ注意デス!!
と、来年の話をしすぎると鬼も笑いますんで、先日行ってきました三重新鹿の様子。
ベイロマンスの佐々木さんが今現在、試行錯誤しながらテストを繰り返しております、新しいいカヤック。
前回の試乗第一号艇には残念ながら乗れませんでしたが、今回は試乗第二号艇に乗らせて貰う事が出来ました。
今回の試乗艇の簡単なスペックは
全長4.66m
全幅66cm
重量24kg
※あくまで試乗艇なので、商品化するまでには様々な変更があります。
となりに写っているベイの売れ筋カヤックで、フィッシングカヤックでは稀に見るスタイリッシュなフォルムを持つコリンアスリートですら、ずんぐりむっくりに見えてしまう程のスリムさと扁平さをもつカヤックです。
まさに見た感じはシーカヤックそのものと言っていいと思うこのカヤックですが、では実際乗った感じはどんななのか!?
非常に気になるところでございますっ!
・・・と、その前にハルの形状から。
特徴的なのは、せり出したバウキールとしっかりとしたフラットハル、そして、見た目にはわかりづらいけど、部分的にかかったロッカー。
・・・そして、振動子の穴の前にある奇妙なスカッパーホール??
これはなんだろう・・・・?
・・・では、いよいよ試乗開始です。
まず驚かされたのが、驚異の走破性能。
そして、安定感。
そしてこの足を見てもわかるようなカヤックとの一体感。
レッグストラップをはめなくてもカヤックに動作を伝達できる一体感は、フィッシングの為だけにこのカヤックに乗るのが惜しい位のクオリティでした。
はじめに言いました走破性能も抜群!
止水でMAX12kと言う走破性能って・・・シーカヤックと変わらんやん!!
安定性能については・・・
カヤックの上に立って、写真が撮れるほどです。
なぜにココまでの安定感が生まれたのか?
それには理由があります。
実はこのカヤック、お尻が水面よりも低い位置に設定されていまして、乗り心地もさる事ながら、構造上もシーカヤックとほぼ同じ。
水面よりも低い位置に腰の位置を設定することで、今までのフィッシングカヤックでは生み出すことのできなかった安定感と、この細身の船体を生み出すことに成功しております。
でも、デメリットもあります。それは、この船には、通常のシットオントップカヤックには必ずあるべき、スカッパーホールがありません。
それはなんでか!?
汽水位置よりも低い場所に座面を作っているので、スカッパーホールを作るとアッと言う間に汽水位置まで水が侵入してきます。
スカッパーホールが無いと言う事は、上のように水をカヤック一杯まで張ってしまうと逃げ場のない海水は、カヤックのデッキの中に溜まる一方。
・・・これは改良の余地がありそうです。
で、今考えられる打開策として、オートビルジーと言う考え方。
ハル面を撮した画像の中で、ヘンテコな穴があいていたと思います(もっかい上の写真見て♡)
カヤックを漕ぐ事により、海水を自動で排水しようというのがこのオートビルジーと言うアイデアで、身近なところで言うと、節水を目的としたエアインシャワーがそれにあたる。
水に空気を巻き込ませようというシャワーに対し、水に水を巻き込ませようというのが、このオートビルジー。
完成するまでにはもう少し時間はかかりそうですが、コレが成功したら安定感も抜群、走破性能も抜群の最先端カヤックが完成するはずです。
長いあいだフィロソファーのテストをしていた自分ですが、今回のカヤックに関しては、フィロソファーの良いところ、そしてコリンアスリートの良いところの両面を併せ持つ、素晴らしいカヤックじゃないかと思っております。
まだまだテスト艇ですので、言わずもがな、欠点はたくさんありました。
まぁ欠点と思われるところは佐々木さんに嫌がられるくらいいっぱい云うてきたんで、そのへんは割愛させていただくとして・・・
けど、近年こう言った、本当の意味でしっかりと作りこまれたカヤックがたくさん登場してきたなって印象をひしひしと感じてきました。
パイオニアであるレインボーのデスペラード、宮崎WFKの平戸シェイカー、長崎のJBkayak、そしてベイロマンスのフィロソファー156とコリンアスリート。
どの船も初心者からエキスパートまで安心して乗ることができ、且つ、カヤックは釣りだけではないと言う、ほかの楽しみ方も教えてくれる素晴らしいカヤック達ばかりです。
皆さんも来春辺り、新しいカヤックで海に出られてはいかがでしょうか??