3日目
寒い夜のキャンピングカーでは、愛犬ふくが寝袋に入って湯たんぽ代わりになってくれるので、本当に心強い。
ただ、選択しないといけない2つの問題があって、ふくを寝袋に入れると、おおよそ30~40分に一回位は悶絶級の屁をコクのと、それを少しでも軽減しようと顔を寝袋方向に向けると、おっさいんの様なイビキを睡眠時間一杯聞くことになる。
大体は疲れてるんで頭を向けてもしっかりと寝られる事が多いんだけど、遠征3日目の今回は、体中の打撲と、足首の捻挫に加え、風邪による倦怠感で眠りが浅い上に、ふくのイビキで結局殆ど寝る事が出来ずに朝を迎えてしまった・・・
遠征3日目の今回は、秋目湾の東に位置する長者山の突端へ、片道約5キロ程のカヤック瀬渡しからヒラスズキを狙う事に。
この強風下でも、場所場所で楽に行けるポイントもあったりして、自分が想像していた以上に体力を削られ得ることなく、しかも、素晴らしいランディングポイントにも恵まれて、約1時間30分程でポイントに到着しました。
ポイントは想像以上に時化上がっており、風表での釣りはほぼほぼ無理な状況だったり、行けると思っていた横方面への移動が行進不能だったりと、結果から言うとこのポイント選択はミスチョイスと言う事になってしまいました。
けど、ここならもう少し時化の弱い時(と言うか、普通の時化の時)なら、色々とできそうな予感がして、失敗ではあったかもだけど、2日目のポイントよりかはまた来ようかなと言う気持ちがしました。
魚は小さいヒラスズキ2本と、4キロ前後の何時もの?ヤズが2本。
青物はその気で狙えばもう少しは釣れたかも・・・。
けど、ヒラスズキに至っては、離れた瀬が沢山ありすぎて、投げたいポイントにルアーを通す事が難しいということもあったりで、思うように成果を上げることができませんでした。
最終日
せっかくの遠征なのに、結局4日間全日雪が降ると言う、海遊びするのには嫌な天気。
良識のある大人なら恐らく初日に遠征は止めてウチ帰ってるんじゃないかな・・・。
それを、初日に風邪の諸症状がでて、4日目には完全に風邪ひいてる・・・のに、釣りを辞めないって、俺って責任感強いな!!
とか、良いふうに考えてるのは、多分世の中で自分ひとり。
遠征4日目は阿久根にある阿久根大島へカヤック瀬渡で渡磯し、遠征最終日を良いカタチで終わらせたい!
牛深の大島と違って、阿久根大島はエントリ-ポイントが港の外れにある砂浜で、波も立ちにくく船を出すのには最適で、しかも行く先の阿久根大島自体も島がキャンプ場になっていると言う性質上、波の立ちにくい風裏に港や砂浜があってランディングも大変し易い最高のポイントです。
風表がシケてるとは思えないランディングのしやすさ!
こんないい島が熊本にもあったら・・・と、真剣思います。
2投で2本!
4投目で3本目!しかもシーズンベスト!
イヤイヤ阿久根大島、エエところです!!
体力的には既に限界を超え、気力もこと切れそうなタイミングでようやくやってきた爆釣。
・・・もう、マシンです。
魚を釣るマシン。
ポイントまでの距離に一番良さそうなルアーを選択し、魚がかかったら一定のリズムで糸をたぐる。
喜びとか、感動とか、そういうのではなくなってて、どちらかと言うと、責任感?
この島のサラシを全て打つんやっていう責任感で、体が動いておりました。
ルアーが届くところには、ルアーで反応を見、ルアーが届かない所には泳いでいく。
もう寒いもへったくれもなく、全部打つと言う執念と、ここまでやったら全部やれっていう、自分としての信念。
最終日は12本。
・・・十分です。
阿久根大島は、3箇所程泳いて渡れるポイントがあって、その中でも2箇所は安全に渡ることができます。
フィールドも最高だし、魚も大変恵まれた素晴らしいポイントの一つでした。
数年前に一度行ったことあったけど、やっぱしこの島は素晴らしいヒラスズキアイランドでした。
風邪から肺炎の様な病状に変わり、頭もクラクラしてるんで、中々気の利いたことが書けない今日この頃なんですけども、体力が回復し次第、また楽しみに行ってみたいと思っております!
でも、今度も寒かったら、泳ぐのはやめときます。